在宅医療を志したきっかけとして多いのは「家族が在宅医療を受けていた」というお話。家族の最期を自宅で見送る際に「在宅医療に関わる医療スタッフに良くして頂いた」経験や感謝があり、人や社会に貢献したいという思いで在宅医療の道を選択した薬剤師は比較的多いです。こういった方々は業務に熱心で思いやりがある方が多く、患者さまや医療スタッフに信頼されている傾向で、活躍される方が多いです。

親しくしていた患者さまが退院されたり、外来に来なくなったりした場合に、その後が気になる薬剤師も多々居ます。在宅医療では患者さまを長期間サポートする機会が多く、終末期医療にも対応しています。

患者さまの様々なシーンや疾患に対応し、継続的にQOLの向上に貢献できる在宅医療にやりがいを感じて、在宅医療を選択する薬剤師も多数居ます。

最期までサポートできる在宅医療の場は、かかりつけ薬剤師を体現できるやりがいある仕事です。

患者さまに深く関わることで医療人薬剤師として知識や技術を高めたい、様々な診療科を体験し対応力を高めて成長したい。自身の成長を求めて在宅医療を選択する薬剤師も居ます。

在宅医療の場は、診療科目も総合的になりますし無菌調剤や終末期対応もあります。また医療機関や施設スタッフとの多職種連携や、医師の往診に同行など、知識や経験を得る良い機会が豊富。

在宅医療は社会貢献のみならず、薬剤師のキャリア形成に有効な場でもあります。